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空調服の最適なバッテリーの電圧は?正しい保管方法や注意点も解説

空調服のバッテリーの電圧を測る機器のイメージ

空調服の出力電圧は、涼しさに直結する重要な要素です。しかし、電圧が高いほど良いというわけではありません。なぜなら、電圧が高くなれば涼しさを感じやすくなりますが、電力の消耗が激しいため稼働時間が短くなるからです。そのため、バッテリーを購入する際は、最適な電圧のものを選ぶことが大切なのです。

本記事では、シーン別に空調服の最適なバッテリーの電圧をご紹介します。また、バッテリーを消耗させないための保管方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

空調服の最適なバッテリーの電圧はどのくらい?

空調服の最適なバッテリーの電圧は、使用シーンや環境によって異なります。バッテリーを選ぶ際は、以下を参考に最も適した電圧のものを選ぶようにしましょう。

暑さをさほど感じない場合

それほど暑くない時期や、あまり身体を動かさない作業をする場合におすすめの空調服のバッテリーの電圧は5~8Vです。風力はあまり強くはありませんが、電圧が低い分、10~30時間程度の長時間の稼働が可能です。暑さが厳しくない環境で、涼しさよりも稼働時間を重視したい場合は、8V以下のものを選ぶと良いでしょう。

普段使いの場合

夏の時期のアウトドアなど、暑い季節の普段使いに最適な電圧は9~11Vです。風力レベルは中程度で、人によってはかなり涼しいと感じる場合もあります。空調服の強さの基準となるため、初めて使用する方は10V前後のものがおすすめです。

暑さが厳しい場所で使用する場合

空調服のバッテリーの電圧としてトップクラスの12V以上のものは、炎天下や空調がない現場でも、快適に過ごしやすくなります。しかし、電力を激しく消耗するため、稼働時間が短く、1~3時間程度で電池切れになってしまうデメリットがあります。

また、稼働音が大きくなりがちで、不快に感じたり話し声が聞き取りづらくなったりするため、使用の際は注意が必要です。

空調服のバッテリーの保管する際の注意点

空調服のバッテリーは、保管状況で寿命が大きく左右されます。また、間違った保管方法では、重大な事故を引き起こす恐れがあります。バッテリーを保管する際は以下の3点に注意しましょう。

  • 電池残量が0%にならないようにする
  • 充電したままにしない
  • 高温になる場所で保管しない

電池残量が0%にならないようにする

空調服のバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、使用していない間も自然に放電するため、いつの間にか電池残量が0%になっているというケースが多くあります。また、電池残量が0%になっても放電を続け、部品が劣化する恐れがあるので、注意が必要です。

充電したままにしない

電池残量が無くならないようにと、バッテリーを充電したままにする過充電状態も危険です。過充電状態では、バッテリーに負荷がかかり、劣化スピードが速まったり、バッテリーが膨張して発火したりする恐れがあります。

バッテリーを保管する際は、50%程度をキープするように定期的に電池残量をチェックして、適度に充電するようにしましょう。

高温になる場所で保管しない

リチウムイオン電池は温度が高くなるほど化学反応しやすくなる特性を持っています。そのため、高温になる場所で保管すると、化学反応によって負荷がかかり寿命が短くなってしまう可能性があるのです。バッテリーを保管する際は、高温多湿になる場所は避けましょう。

空調服のバッテリーの電圧は使用場所に合わせて選ぼう

空調服のバッテリーの電圧は、低いと風量が弱く、稼働時間は長くなります。一方、電圧が高いものは涼しさを感じやすくなりますが、長時間使用できないデメリットがあります。このように、電圧の高さによってメリット・デメリットがあるため、バッテリーの電圧は使用場所や環境に合うものを選ぶことが大切です。

また、バッテリーを使わない間は、正しい方法で適切な場所に保管するようにしましょう。

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