アイスベストの危険性は?使用する時の注意点や快適な使用方法も解説
アイスベストは効率的に体を冷やせるため、上手に活用することで暑い夏を快適に過ごせます。しかし、正しい使い方をしなければ、怪我や事故につながる恐れもあるため注意が必要です。この記事では、アイスベストの危険性や、使用する時の注意点、快適な使用方法を解説します。暑い夏を乗り越えるために、アイスベストの着用をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むための時間:3分
アイスベストの危険性
アイスベストを素肌に装着すると、保冷剤や氷水の冷気で低温やけどを引き起こす恐れがあります。やけどは熱いものに触れた時に生じるイメージが強いですが、冷たいものに触れ続けても生じるため注意が必要です。低温やけどは、通常のやけどと同じようにヒリヒリしたり、水ぶくれになったりします。
しかし、通常のやけどのようにすぐ気付けない場合もあるため、時間が経って皮膚の深いところまで進行していることもあります。重症化すると大きな傷跡が残り、皮膚の移植が必要になる場合もあるため非常に危険です。低温やけどを起こさないためにも、素肌に直接着用することはやめましょう。取扱説明書にかかれている使用方法をよく確認し、適切な方法で着用することが大切です。
アイスベストを使用する時の注意点
アイスベストを使用する時の注意点は、以下の2点です。
- 衣類の上から着用する
- 長時間同じ場所を冷やさない
衣類の上から着用する
アイスベストを着用する時には、衣類の上に着用しましょう。素肌とアイスベストの間に衣服が挟まることで、低温やけどを予防できます。薄手の衣類や通気性のある衣服であれば、アイスベストの冷気も十分に感じられるでしょう。また、接触冷感のインナーを中に着用すると、インナー自体も冷たいため冷却効果が高まります。
長時間同じ場所を冷やさない
多くのアイスベストは、適切な方法で着用すれば安全性が高いですが、人によっては長時間使用していると身体を冷やしすぎてしまうこともあります。肌がヒリヒリしたり、かゆみを感じたり、何か異常を感じた場合はすぐに着用をやめましょう。
快適に使用する方法
アイスベストを快適に使用する方法は、以下の2点です。
- 保冷剤の数を増やす
- 空調服と組み合わせる
保冷剤の数を増やす
保冷剤で冷やすタイプのアイスベストは、内側に収納するためのポケットが備え付けられています。ポケットの数はモデルによって異なりますが、3~4個ついているものが多いです。
保冷剤から出る冷気で身体を冷やすため、数を増やせばさらに効率的に冷やせるでしょう。しかし、保冷剤の数が増えればそれだけ重くなるため、身体に負担がかからない数や大きさに抑えるべきです。着用シーンや着用時間などを考慮し、保冷剤の数を調節しましょう。
空調服と組み合わせる
空調服とは、服にファンが取り付けられており、スイッチやボタンで風を起こせる服です。アイスベストが冷やせる部分は、保冷剤や水に接している部分だけであるため、人によっては物足りないと感じる方もいるでしょう。しかし、空調服と組み合わせれば、アイスベストが発する冷気を風によって全身に届けられます。より短時間で効率的に全身を冷やしたい方におすすめです。
注意点を守って安全にアイスベストを使おう!
アイスベストは、素肌に着用すると低温やけどを起こす恐れがあるため注意が必要です。そのため、アイスベストの下に衣類を着たり、長時間の使用を控えたりするなど、安全に身体を冷やす工夫が大切です。取扱説明書に適切な方法が記されているため、使用前に確認しておきましょう。
また、アイスベストが物足りないと感じている方は、保冷剤のポケットが多いアイスベストを選んだり、空調服と組み合わせたりするのがおすすめです。