夏の登山での暑さ対策!熱中症予防やおすすめのグッズをご紹介
登山は、標高が高い場所のため日差しが強く、夏は暑さを感じやすいです。そのため、暑い日にも涼しく登山を行う方法はないかと考えることもあるでしょう。そこでこの記事では、登山中の熱中症や暑さ対策について解説するとともに、暑い日の登山におすすめのグッズをご紹介します。
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登山中の熱中症は危険
登山中に熱中症にかかると、以下の2つの理由により大変危険です。
- 水分・食料に限りがある
- 病院が近くにない
登山では、持ち運べる水分や食料に限りがあるため、熱中症にかかると、十分な栄養を取れず、症状を改善できない可能性があります。また、熱中症になっても近くに病院がないので、適切な治療が受けられず、最悪の場合死亡する恐れもあります。そのため、夏の登山中は、こまめな水分・塩分補給をするとともに、暑さ対策をしっかり行うことが大切です。
夏場の登山での暑さ対策
夏場の登山での暑さ対策を、以下の3つより解説します。
- 水分と塩分をこまめに摂る
- 日陰で休憩をする
- 通気性の良い服を着る
水分と塩分をこまめに摂る
登山中は汗をかくため、脱水や塩分不足になりやすいです。体の水分が不足すると、血流が悪くなり、眩暈や立ちくらみを起こす可能性があるため、登山中は水分・塩分補給をする時間を決めて、こまめに摂ることが大切です。喉が乾いてからでは遅いので、30分ごとに1回を目安に水分と塩分を摂ると良いでしょう。また、蓋が開けやすいボトルなどを用意すると、登山中にも水分補給しやすいです。
日陰で休憩をする
登山の休憩は、なるべく日陰で行いましょう。長時間山を歩いていると体温が上がるので、休憩中は涼しい環境で体温を下げる必要があります。木陰などの直射日光が当たらない場所を選ぶと、日向よりも体感温度が低く、暑い夏でも涼しく過ごせます。また、登山中は休憩スポットが見つかりにくいこともあるので、あらかじめ登山ルートを確認して、休憩場所の目星を付けると良いでしょう。
通気性の良い服を着る
夏の登山は、通気性の良い服を着て熱を放出することが大切です。熱がこもると、体温が上昇して熱中症の危険が高まるため、通気性の良い服装で熱を逃すと、登山中も涼しく過ごせます。また、通気性があると肌がさらさらして、汗による不快感を減らせます。登山中は体温調節が大切なので、重ね着用の服を選ぶ際は、必ず素材や通気性を確認しましょう。
夏場の登山におすすめの暑さ対策グッズ
夏場の登山におすすめの暑さ対策グッズを、4つご紹介します。
- 吸水速乾インナー
- 空調服
- 登山帽子
- ハイドレーション
吸水速乾インナー
吸水速乾インナーは、汗を素早く吸収して、すぐにさらさらになる肌着です。通気性が良く、汗の不快感を感じにくいインナーなので、暑い日の登山に適しています。登山中は、服装での体温調節が大切なので、機能性が高い肌着を身に着けるのがおすすめです。
空調服
空調服は、電動のファンが付いたウェアです。ファンにより、服の中に外気を取り込み、体の周りに空気の流れを作ることで、汗を自然に蒸発させて体温を下げます。電動ファンは充電バッテリーで稼働するため、登山などのレジャーでも使用できます。登山で歩き続けると暑くなるので、空調服を着用して体温を下げると、熱中症にかかりにくいです。登山中にも動きやすいウェアなので、山登りの際も安全です。
登山帽子
登山帽子は、日差しや暴風雨などから頭部を守る、登山用の帽子です。標高の高い山は日差しが強いので、登山帽子を被ると、直射日光や紫外線を防ぎ、暑さから頭を保護できます。夏用を選ぶ際は、つばが広く日差しを遮る効果が高いもの、メッシュ素材など通気性の良いものなどがおすすめです。
ハイドレーション
ハイドレーションは、飲み物を入れる、ストロー付きのフィルムパックです。ストローが付いていると、登山中にも飲みやすく、すぐに水分補給できます。また、フィルムパックは、飲み終わった後に畳めるため、荷物をコンパクトにできます。夏の登山は水分補給が大切なので、飲みやすいハードレーションを活用すると、脱水症状を起こしにくいでしょう。
夏場の登山は熱中症に気をつけましょう
夏場の登山は、日差しが強く、動いていると暑くなるため、熱中症にかかりやすいです。登山中に熱中症にかかると、病院が近くにないのですぐに治療することはできません。そのため、こまめな水分補給と休憩を行うとともに、体温を下げるなどの対策が必要です。暑さ対策では、空調服や吸水速乾インナーを使用すると、体に熱がこもりにくくなります。夏場の登山は、熱中症に十分気をつけましょう。