空調服の正しい洗い方とは?素材別の洗濯ポイントや注意点も解説
ファンやバッテリーなど、電子機器が付いている空調服は、洗い方が間違っていると故障の原因になるため注意が必要です。そこで本記事では、空調服の正しい洗い方や洗濯時の注意点をご紹介します。
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空調服の洗い方
空調服の正しい洗い方とポイントをステップに沿ってご紹介します。
ファン・バッテリーを取り外す
ファンやバッテリーなどを取り付けたまま洗濯すると故障の原因となるので、以下の順に沿って電気機器を全て取り外しましょう。
- バッテリーの電源を切る
- ファンからケーブルを外す
- 服の内側からファンのリング(ストッパー)を外す
- ファンを服の外側から外す
- バッテリーを外す
洗濯ラベルの表示に従って洗濯する
洗濯機に入れる前に、タグに付いている洗濯ラベルをチェックしましょう。ラベルには、基本的に以下の作業におけるポイントや注意点が記号で表示されています。
- 洗濯
- 漂白
- 乾燥
- アイロン
- クリーニング
それぞれの項目に書かれている線や点などの記号や数字は、作業の強度や処理の温度を表しています。洗濯をする際は、この記号を目安に基準を超えないように注意が必要です。また、バツ印は禁止を表す記号なので、記されている作業は行わないようにしましょう。
洗濯線 | なし:通常の強さ 1本:弱い 2本:非常に弱い |
アイロンのドット数 | 1点:低温 2点:中温 3点:高温 |
乾燥のドット数 | 1点:低温 2点:高温 |
ファンユニットを清掃する
ファンユニットにはホコリや砂、粉じんなどの汚れが溜まりやすく、放置すると送風力が弱くなったり、故障の原因となったりします。そのため、取り外したファンユニットも清掃しましょう。乾いた布や綿棒に中性洗剤を染み込ませて拭うと、汚れが取れやすいです。
空調服を洗う際の注意点
空調服を洗濯する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 油や泥などの汚れは事前に落としておく
- 生乾きの状態で着用しない
油や泥などの汚れは事前に落としておく
空調服に機械油や泥汚れが付いている場合、そのまま洗濯機に入れると汚れが取れなかったり、他の衣服に汚れが付いてしまったりする可能性があります。油や泥汚れは、事前に手洗いするなどして落としておきましょう。
生乾きの状態で着用しない
生乾きの状態でファンやバッテリーを取り付けると、故障する恐れがあります。洗濯後の空調服を着用する際は、完全に乾いているかチェックしましょう。
【素材別】空調服を洗濯する際のポイント
空調服の素材別に、洗濯する際のポイントを解説します。
綿100%
綿素材は洗濯をすると縮みやすい性質があります。そのため、綿100%の空調服を購入する際は、1サイズ大きいものを選ぶことをおすすめします。また、変色や退色が起こりやすくシワになりやすいため、淡色の服とは一緒に洗濯しないようにして、干す際はしっかりとシワを伸ばすようにしてください。
ポリエステル100%
ポリエステル素材は高温に弱く、高い温度の乾燥機にかけると溶けてしまう恐れがあります。乾燥機に入れる場合は、30度前後の温度に設定しましょう。
綿・ポリエステルの混紡
綿とポリエステルの混紡素材の空調服を洗濯する場合は、タグをチェックして多く使われている素材の特徴に合わせます。綿が多ければ、色移りの恐れがあるのでなるべく他の衣服と一緒に洗濯しないようにしましょう。ポリエステルが多い場合は、乾燥機の温度に注意が必要です。
チタン加工素材
チタン加工が施されている空調服は、洗濯機で洗うとコーティングが少しずつ剥がれてしまいます。長持ちさせるために、洗濯の際は以下の5点を守りましょう。
- ファスナーを閉じて、洗濯ネットに入れる
- 漂白剤や蛍光増白剤入りの洗剤の使用は避け、弱アルカリ性の洗剤を使用する
- 漬け置き洗いをしない
- タンブラー乾燥は避ける
- 家庭用のアイロンを使用しない
空調服は素材や汚れに合わせた正しい洗い方で洗濯しよう
空調服は正しい方法で洗濯をしないと、故障の原因になる恐れがあります。また、汚れがきれいに落ちない場合もあるので、洗濯する際はラベルの表示に従い、素材や汚れに合った適切な洗濯方法を選びましょう。