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空調服の電気代はいくら?他の冷却装置と比較してコストを紹介

空調服を着た現場作業員

空調服は、暑い環境でも涼しく過ごせるアイテムで、近年作業着として導入する企業が増えています。また、夏のアウトドアやスポーツでも活用できるため、個人で購入を考える人も多いでしょう。しかし、導入を検討する際、多くの人はランニングコストが気になっているのではないでしょうか。

そこで本記事では、空調服の電気代について、平均費用や着用による費用効果、その他の冷却装置とのコスト差をご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

空調服の電気代・ランニングコスト

空調服の電気代は、大容量バッテリーを1日1回8時間充電して使用した場合、月額約40円です。耐用年数の平均である4年間(シーズンオフ期間は除く)使用すると、年間のランニングコストは以下のようになります。

  • 6か月(1年の内3~9月に使用した場合)×40円=240円

そして、空調服の平均本体価格は15,000円なので、初期費用も含めると耐用年数である4年空調服を使用した場合にかかる費用は以下の通りです。

  • 空調服代15,000円+4年分のランニングコスト960円=15,960円

これを4年間中の使用期間(シーズンオフ期間は除く)となる24か月で割ると、ひと月当たり665円程度で使用できることになります。

エアコンとのコスト差

2022年の家計調査によると、単身世帯の電気代は平均6,808円で、年間では81,696円です。エアコンは家電の中でも消費電力が大きく、環境省が発表した「令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査事業委託業務(令和2年度調査分の集計等)報告書(別冊)」によると、電気代全体の14.7%をエアコンが占めているとされています。

これらの数値を参考に計算すると、年間のエアコン代は約12,000円となります。

参考:e-Stat | 家計調査 家計収支編 単身世帯 

参考:株式会社 インテージ、株式会社 住環境計画研究所 | 令和3年度家庭部門のCO2排出実態統計調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書

年間でエアコンを使用する時期を6か月とすると、1か月のエアコン代は約2,000円となるため、空調服より大きなコストがかかることが分かります。

また、オフィスや工場内など大人数が作業する場でのエアコンと空調服の電気代を比較すると、より大きな空間での空調となるため、コスト差は大きくなる傾向にあります。

初期投資額で見ても、エアコンに比べて空調服は、バッテリーなどの消耗品を含めても少ない金額で済みます。修理や買い替えのタイミングで業者を呼ぶ必要もないため、ランニングコストも抑えられるでしょう。

空調服の着用による効果

空調服を着用するメリットは、電気代の削減以外にも以下の3つが挙げられます。

  • 作業効率が上がる
  • 労働災害のリスクを減らせる
  • 環境への負荷削減ができる

作業効率が上がる

空調服を着用すると、暑い時期でも冷涼感を感じながら快適に過ごせます。暑さによる体への負担や不快感が軽減されることで、作業効率の向上が期待できます。

労働災害のリスクを減らせる

暑い環境での作業は、熱中症や脱水症状などのリスクがあります。また、体調が良くない状況で作業をすると、集中力が低下してミスや事故が起こる恐れがあるため注意が必要です。空調服はこれらの体調不良の原因である暑さを緩和させるので、労働災害のリスク低減につながります。

環境への負荷削減ができる

エアコンは使用時に、大量の熱が排出されます。この排熱はヒートアイランド現象の原因とも言われており、環境に負荷をかけてしまいます。一方、空調服は気化熱を利用して体を冷やす仕組みであるため、排熱は起こりません。そのため、クーラーの使用を控えて空調服を着用することは、環境への負荷削減につながるのです。

空調服の電気代は安くコストパフォーマンスに優れている

空調服の1か月あたりの電気代は、エアコンと比べると作業規模に関わらず安く、コストパフォーマンスに優れています。空調服のメリットは、電気代削減以外にも作業効率の向上や労働災害のリスク低減が挙げられます。また、排熱がなく地球環境にも優しいです。空調服を導入して、効率的な作業を目指しましょう。

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